2015年8月7日金曜日

Googleアナリティクスの仕組み

こんにちは、KOUSのGroweb!開発チーム上田です。
湿気の高い日が続いていましたが、久しぶりに青空が見えた途端空気が切り替わり
夏の近付きを感じてワクワクしています。
難しいと思っていたアクセス解析やGoogleアナリティクスの理解を、
梅雨明けのようにスカッとさせましょう。

今日は、「Googleアナリティクスの仕組み」について解説をしたいと思います。

Googleアナリティクスの設置をされた事がある方はご存知かと思いますが、
Googleアナリティクスを利用するためには、「トラッキングコード」を埋め込む必要があります。

「トラッキングコード」とは下記のようなコードです。
 <script>
  (function(i,s,o,g,r,a,m){i['GoogleAnalyticsObject']=r;i[r]=i[r]||function(){
  (i[r].q=i[r].q||[]).push(arguments)},i[r].l=1*new Date();a=s.createElement(o),
  m=s.getElementsByTagName(o)[0];a.async=1;a.src=g;m.parentNode.insertBefore(a,m)
  })(window,document,'script','//www.google-analytics.com/analytics.js','ga');

  ga('create', 'UA-00000000-1', 'auto');
  ga('send', 'pageview');
</script>

上記のようなコードを、全てのページのhtmlのheadタグ内に埋め込むことで、Googleアナリティクスが
データを取得することができますが、上記のコードはどのような意味があり、どうやってデータを取得しているのか
簡単に解説したいと思います。

Googleアナリティクスは「JavaScriptとCookieを使用した ウェブビーコン型の解析ツール」です。

難しい言葉が出てきましたが、順番にご説明します。
まずは最初の2つの言葉

JavaScriptとは:ユーザーのパソコン上で動くプログラム
Cookieとは:ユーザー情報をパソコンに一時的に記録や参照をする機能

Javascriptはプログラムの名前で、トラッキングコードを構成しているプログラムです。
Javascriptで書かれたトラッキングコードが実行されるとでGoogleアナリティクスのデータ集取用のサーバーに
データが送信され、データが蓄積されていきます。
このJavascriptで取得できるデータはOS情報やブラウザ情報などのユーザー環境のデータになりますが、
訪問ユーザーが新規ユーザーか、リピーターなのかというユーザー行動のデータは取得できません。
ユーザー行動のデータを取得するために、Cookieという機能を利用しています。
CookieはユーザーのPC内に一時的にデータを保存する機能で、保存されたデータを参照・比較することで、
新規ユーザーかリピーターか、サイト内のどのページを推移してきたかなどが取得できます。

そして、Javascriptがサーバーにデータを送信する仕組みが「ウェブ・ビーコン型」です。
具体的には、トラッキングコードが設置されたWEBサイトが表示される際に、トラッキングコード(Javascript)が
Googleアナリティクスのデータサーバーに画像ファイルをリクエスト(要求)します。
このデータサーバーへのリクエストに、ユーザー情報を合わせて送信されており、データサーバーはリクエストに
付いてきた情報を解析・収集します。
簡単にまとめた図が下記になります。



Googleアナリティクスの仕組みがイメージ出来ましたでしょうか。

しかし、Googleアナリティクスは、データが取得できないケースがあります。

JavaScriptが機能しないケース
・ ブラウザの設定でJSを無効にしている場合
・ WEBサイトの表示中、JSが実行される前にサイトを離脱した場合
・ JSがエラーを起こした場合

Cookieが機能しないケース
・ ブラウザの設定で、Cookieの受け入れを拒否している場合
・ Cookieを削除した場合(新規ユーザーとして計測される)

上記のように、WEBビーコン型の計測データはユーザー環境に左右されるため、100% 正確な
データを集取することは出来ません。
しかし、専用の機器が要らないこと、導入の気軽さからアナリティクスに採用されています。

以上、簡単ではありますがGoogoleアナリティクスの仕組みをご説明させて頂きました。
次回はGoogleアナリティクスを管理する上でのアカウントや、解析コードの設置方法などを
解説します。
お楽しみに!
それでは、Groweb!開発チーム上田でした。


[ 株式会社コウズ ]
私たちは、利益を追求する為だけの組織ではなく
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2015年7月22日水曜日

なぜアクセス解析が必要なのか。

こんにちわ。Groweb開発チームの平尾です。

このブログは同じく開発チームの上田と交代で「アクセス解析」について情報をお届けしています。


私、平尾の方からは、実際に「アクセス解析をどのように利用するのか」を主なテーマとして、お届けする内容によっては実例も交えながら、情報を発信してまいります。


今回は「なぜ、アクセス解析が必要なのか」について、お話させて頂きます。


「アクセス解析が必要なのは当たり前ではないのか」と思われる方も、ぜひご一読頂いて、アクセス解析のありかたについて、再考いただければと思います。


多くの方々にとって、アクセス解析は面倒な作業です。


単純にアクセス解析をスタートさせるだけでも、たとえばGoogle Analyticsの場合は、Googleのアカウントを開設し、専門用語を理解しながらAnalyticsの初期設置を行い、サイト内のすべてのページに、指定された「タグ」を貼り付けなければなりません。


もし、1ページでもタグを貼り付け忘れてしまったら、そのページのアクセス数値は取得できないことになり、正確なアクセス数値を解析できない可能性もあります。


また、アクセス解析をスタートした後でも「セッション」「PV」「直帰率」など独特な用語を理解する必要がありますし、大量な解析数値の中から、定期的に「意味性」を見出すことも欠かすことはできません。


Google Analyicsのサービス自体は無料で利用できますが、それを「意味あるもの」にするまでには、多くのコストが必要となるのです。


それでもなおかつ、多くのサイトでアクセス解析が利用されているのは、コストの投資を行うだけの価値があるからなのですが、ここで言う「価値」とは、一体何なのでしょうか。


そこに「なぜ、アクセス解析を行うのか」のヒントが隠されています。


その「価値」とは、サイトに設定された目的のために何をするべきかを、高い精度で仮説できること、だと考えられます。


サイトの目的とは、たとえば、「お問合せがほしい」「売上げがほしい」「ブランドを周知したい」などがありますが、アクセス解析が設置されていないサイトで、「なぜお問合せ数が少ないのか」を考えたとしても、推測の域を出ることはできませんし、推測から何らかの対策を行ったとしても、効果の精度としては低いものになってしまいます。


しかし、アクセス解析で「サイトのどこに問題があるか」を数値から仮説することができれば、それは推測ではなく「裏付け」を伴った仮説となり、自然と効果精度の、高い対策を行うことができるようになります。


結果的にアクセス解析を利用していないサイトよりも、早期に問題を解決することができるようになり、長期的にみれば全体的な「運営コストの削減」にもつながることにもなるのです。


アクセス解析の導入・運営にはコストが必要ですが、それ以上のコスト削減と利益をもたらすものが、アクセス解析なのです。




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2015年6月30日火曜日

アクセス解析WEB講座始めます!

こんにちは。
KOUSのGroweb!開発チーム上田です。

今回から本ブログにて、アクセス解析WEB講座を開始します!

WEBサイトを運営されている企業様であれば、WEBサイトへの訪問者数や、

検索順位というのは気になるものですね。
小手先の技術が先行したSEOが効果を失い、本当の意味でのサイトの内容が評価されるようになった近年において、
サイトのアクセス動向から解析を行う「アクセス解析」が重要視されています。
弊社ではWEBサイトを解析し、わかりやすい分析レポートを配信する「Groweb!」というサービスを
2007年より提供しております。
そんなGroweb!の開発チームに所属する上田と平尾が、皆さまに「アクセス解析」に関するテーマで本ブログに記事を掲載させて頂きます。
上田は弊社サービス「Groweb!」の礎であるアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」について、
平尾からは「アクセス解析」のノウハウやアクセス解析から導かれるWEB戦略について
投稿させて頂きます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、第1回のテーマは「Googleアナリティクスとは」

GoogleアナリティクスはGoogle社が提供している、WEBサイトを訪問したユーザーの動向が
分かるツールです。
サイトを訪問したユーザーが新規ユーザーかリピーターか、検索エンジンから来たのか、
他のサイトを経由して来たのか、どんなページを閲覧したのか、、、などユーザーの動向を
色々な角度から解析出来ます。
WEBサイトの運営者様ならば、ツール名を一度は耳にしたことがあるのではないかと思います。
しかし、とりあえずサイトに埋め込んでみたものの、使い方がよくわからない、画面を見ても
意味がわからない、といった意見をお伺いすることもあり、苦手に思われている方も
多いのではないでしょうか?

そんな苦手意識を払拭すべく、Googleアナリティクスを順番に理解していきましょう。

そもそも、Googleアナリティクスはいつからサービスを提供しているのか。
Google社は1998年の設立よりGoogle検索を主軸にWEBの世界を牽引してきました。
そんなGoogle社が2005年に、アメリカのUrchin(アーチン)社が提供していたサービスを買収し、
Googleアナリティクスを開始しました。
(ちなみに弊社のGroweb!はその2年後の2007年にサービスを開始しました)
当時から現在に至るまで、Googleは検索結果の内容がいかにユーザーに有益なものであるのか、
ということに注力しています。
検索結果の内容を有益なものにするためには、個々のサイトの質に因ります。
いくら検索結果の精度を上げても、リンクされているサイトの質が低ければユーザーのために
なりません。
それぞれのサイトの管理人がサイトをより良いものに出来るよう、Googleアナリティクスは
サービスを開始したのではないかと思います。
そんなGoogleの意図を汲み、Googleアナリティクスを利用してサイトの質を上げる、
これこそが本当の意味でのSEO(Serch Engine Optimization)ではないでしょうか。

次回以降では、Googleアナリティクスの仕組みや、用語の解説、画面の見方や活用方法などを
解説していきます。
皆さまがGoogleアナリティクスを理解し、WEBサイトがより良いものになるお手伝いが少しでも
出来ればと思っています。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、Groweb!開発チーム上田でした。

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2015年4月30日木曜日

スマホ未対応のサイトがピンチ?

皆さんはサーチエンジンは何を使われていますか?
Yahoo!やBing等ありますが、やはり最大手といったら「Google」ですね。
常に進化し続け、最適な検索結果を表示するように改善しています。

ですが、21日に行ったアップデートが大きな影響を与えそうだと話題です。
詳細はこちらからどうぞ。

http://www.gizmodo.jp/2015/04/post_16983.html

Googleはモバイルで検索をかけるとスマホ対応のサイトがわかるように表記され
ています。
が、今回のアップデートでこの表示があるかどうかが検索結果に影響を及ぼす可能性があるかも…と言われているのです。

せっかくいろいろと検索順位を上げるための努力をしても、スマホに対応していなかったがために検索順位がさがる可能性もあるかもしれませんの でスマホ未対応のサイトをおもちの企業様はしばらくは気にされることをおすすめ致します。
そして対応できるならば、スマホ対策を視野に入れてみてください。

サイト運営をされている方はまず下記のチェックを行ってみてください。
https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/

確かに、スマホが普及してからパソコンでネットサーフィンすることが減り、こ
れからはスマホがメインになっていくのだなと感じた北村でした。
 
 
 
 
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2015年4月24日金曜日

Google翻訳とエキサイト翻訳の違い

オンライン翻訳サービスって使いますか?
英語がイマイチな私はすぐに使ってしまう訳ですが

統計ベース ルールベースの2つの翻訳エンジンに分かれており
両者が得意とするコンテンツ、苦手とするコンテンツが結構
違っているそうです。

統計ベース
大量の対訳データを収集してその統計データより翻訳
Google翻訳のほか、Microsoft Translator(BingやFacebook、Twitterの自動翻訳など)

ルールベース
文章の構文「主語」「述語」「目的語」といったように解析し、
それぞれに対して辞書にある意味を当てはめて翻訳
エキサイト翻訳のほか、Yahoo!翻訳やLINE翻訳、Weblio翻訳といったポータル系の翻訳サービス

どういった時にどちらを使えば正解に近い翻訳をしてくれるかは見た通り

日常会話や口語分、スラングなんかは統計ベース
説明書や技術書、ビジネス文書なんかはルールベースが良いですね

元記事はコチラ
http://jp.techcrunch.com/2015/04/22/jp20150422excite/

エキサイト翻訳が15年目の機能拡張で専門用語を強化
という記事でしたが、2つの違いを知らなかったのでそちらが
気になった大戸でした。
 
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2015年4月16日木曜日

ブラウザシェア率

こんにちは、合田です。
コーダーという仕事柄、主要ウェブブラウザを複数使って作業することが多々あります。
でも、コーディング時主に使用するブラウザと、ネット閲覧時に使用するブラウザは違っていたりします。
ブラウザの機能によって(もちろん「慣れ」もありますが)自然と分けていたりする訳ですが、皆さんはどんなブラウザをご利用ですか?

と言うことで、2015年3月時点でのデスクトップブラウザのシェアを見てみましょう。 

























 
1位 Microsoft社の Internet Explorer 56.54%
2位 Google社の chrome 24.99%
3位 Mozilla社の Firefox 11.89%
4位 Macに最初から入っているApple社の Safari 5.00%
と続きます。( データ元:Net Applications )

Windows OSのパソコンには Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)、通称「IE」が最初からインストールされていますので、IEのシェアが多いのは予測がつくところですね。
ブラウザによって拡張機能も様々。 また機能もどんどん変化しています。
インストールされているブラウザを何となく使っている人も多くいらっしゃると思いますが、これを機に「ブラウザ選び」をしてみてはいかがでしょう?

ご参考までに、各ブラウザの特徴を簡単にまとめたサイトがありましたのでご紹介。
>>参考サイトはこちら




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2015年3月25日水曜日

Facebookがコミュニティ規定を更新、違反となるコンテンツを明確化


今では多くの人が登録しているFacebook。
それゆえに、思いもしないところで不快な思いをする可能性もあります。
もしくは、ちょっとふざけて軽い気持ちで投稿したものが、他人を傷つけたり…。
最悪の場合、ペナルティをもらってしまう事もあるかもしれません。

でも、このFacebookのコミュニティ規定をみてもどんなことがいけないのか、わ
かりにくかったのですが今回の更新で具体的に説明されます。
詳細はこちらをご覧ください。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1503/17/news048.html

例えば、わいせつなコンテンツはどういう投稿が削除の対象になるのか。
もちろん、ヌード写真などは削除の対象となりますが、授乳中の母親の姿など個
人にとって重要なコンテンツとなるものはOK、という風に書かれてい ます。

使うからには、しっかり読んで正しく使いたいですね。

Facebookはもっぱら見るだけのツールになってしまった北村でした。 
 
 
 
 
 
 
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